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「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する (光文社新書 319)
亀山 郁夫 光文社 刊 発売日 2007-09 堅実な空想をよしとする 2007-09-24 ここまでやってしまう、というのは、ドストエフスキー的過剰というべきなのだろう。 ドストエフスキーの脳髄の端っこを覗くことができただけでも功績は大というべきか。 しかし確実にいえることは、非常に堅実に空想された科学的な続編だということだ。研究者としての良心がずいしょに見えるのが、好ましい。アリョーシャが皇帝暗殺者にならない、ということの証明のためにあれだけ熱をこめて説明する態度が感動的である。大江健三郎氏が、朝日のエッセーでも書いていたが、第二の小説の主人公をコーリャ・クラソートキンと見定めたのは、慧眼である。何よりもそれを、第一の小説の細部から浮かびあがらせているのがよい。しかし、不満がないわけではない。爆発的な想像力という点で、その学問的な態度が少し邪魔をしていることだ。もう少し羽を伸ばしてもよかったのではないか、という思いが残る。しかし、責任を持って語れるぎりぎりの地点はこのあたりなのかもしれない。 さらに詳しい情報はコチラ≫ PR
日本人はなぜシュートを打たないのか? (アスキー新書 18)
湯浅 健二 アスキー 刊 発売日 2007-07-10 現場経験からの日本サッカー論 2007-08-22 ドイツでの現場経験からの論はそれなりの説得力はある。 が、湯浅健二のHP愛読者にとっては目新しさはない。 HALF TIME 哲学者・小林敏明さんとの対話はおもしろかった。 「間の三拍子」「日本代表と丸山真男」などは、ピッチで起 こっていることを見事に言葉にしている。 と、言うわけで☆ひとつおまけ。 さらに詳しい情報はコチラ≫
伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)
山田 ズーニー PHP研究所 刊 発売日 2001-11 書くこと、伝えることの基本は【考えること】 2007-05-27 ▼文章を書く目的は、読み手の心を動かし、望む結果を出すことであり、 そのためには、どのように表現をするべきか【考えること】が重要であると著者は言います。 本書は、その【考えること】の重要性というベースラインが徹底されており、 どのような道筋や方法で考えたらよいのか、その具体的方法まで言及しています。 ▼私たちは、生きていく上で、常に表現しながら外界とかかわっています。 この本で指摘されている【考えること】の大切さは、 書くことにおける重要性にとどまらず、そういった生きていく上での表現における【考えること】の重要性を示唆していると思います。 ▼【考えることを通して、自分の内面を顕在化できないとき、人は静かに傷ついていく】 この言葉は、とても心に響きました。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]軽自動車がお得で人気なワケ… 2007年10月14日発売の雑誌
人体 失敗の進化史 (光文社新書)
遠藤 秀紀 光文社 刊 発売日 2006-06-16 生物学、解剖学に興味のある方にお勧め 2007-09-28 人類の歴史というより、人体がこのような身体をもつに至った種を超えた生物の歴史について書かれた本。 四肢を初めとする骨格・心臓・聴覚組織・二足歩行・脳の巨大化・器用な手など、 他の動物との違いからその変化(進化)を説いていく過程は興味深く読める。 ただ、あえてそうしているのだろうけど、風変わりな「解剖学者」を意識して文章を組みたてているので、 特に初めのほうはやや文章も読みにくいし、テーマも伝わりにくい。 後半は一つ一つのテーマもわかりやすいし、写真も多くあり理解を助けてくれる。 また、生物学に興味があるとか、あとスポーツや医学に関心がある読者であればすんなり読めるかもしれないが、 そうでなければ専門用語の多さには辟易するかもしれない。 分野的には、遺伝子や分子レベルではなく、また内臓よりも、四肢骨格系の話が多いのでそこに興味のある方はぜひ。 四肢骨格系の解剖学を学ぶ方の副読本にも適しているのでは。 さらに詳しい情報はコチラ≫ |
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