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人体 失敗の進化史 (光文社新書)
遠藤 秀紀 光文社 刊 発売日 2006-06-16 生物学、解剖学に興味のある方にお勧め 2007-09-28 人類の歴史というより、人体がこのような身体をもつに至った種を超えた生物の歴史について書かれた本。 四肢を初めとする骨格・心臓・聴覚組織・二足歩行・脳の巨大化・器用な手など、 他の動物との違いからその変化(進化)を説いていく過程は興味深く読める。 ただ、あえてそうしているのだろうけど、風変わりな「解剖学者」を意識して文章を組みたてているので、 特に初めのほうはやや文章も読みにくいし、テーマも伝わりにくい。 後半は一つ一つのテーマもわかりやすいし、写真も多くあり理解を助けてくれる。 また、生物学に興味があるとか、あとスポーツや医学に関心がある読者であればすんなり読めるかもしれないが、 そうでなければ専門用語の多さには辟易するかもしれない。 分野的には、遺伝子や分子レベルではなく、また内臓よりも、四肢骨格系の話が多いのでそこに興味のある方はぜひ。 四肢骨格系の解剖学を学ぶ方の副読本にも適しているのでは。 さらに詳しい情報はコチラ≫ PR |
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