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消える中間管理職 10年後に生き残る働き方消える中間管理職 10年後に生き残る働き方
鴨志田 晃
アスキー 刊
発売日 2007-06-09



ゴールドカラーへの道 2007-07-31
本書は既知の内容も多く、文章や単語も特に難解と言う訳でもない。しかし、どうも頭にすっきりと残らない感じが付きまとう。特に肝心の「ゴールドカラー」についての、記述の振幅が大きいように感じられる。言い方を換えれば、メンタルモデルの形成・維持にやや困難を感じた。



つまり、「ゴールドカラー」の定義・解説が多面的・重層的に過ぎ、かえって理解が定まり難い。タイトルからすればおおよそ「中間管理職」が対象なのだから、経営者や医師・弁護士などの専門職の部分などは省略しても良かったのではないか。また内容からしても、いわゆるビジネスマン対象の新書版の自己啓発書であって、学術論文ではない。もしそうなら、論旨の対外的な整合性や正当性より、読者にとっての理解しやすさを重要視してほしかった。






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東京が駄目なら上海があるさ東京が駄目なら上海があるさ
邱 永漢
PHP研究所 刊
発売日 2007-05-19




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ホワイトカラーは給料ドロボーか? (光文社新書 305)ホワイトカラーは給料ドロボーか? (光文社新書 305)
門倉 貴史
光文社 刊
発売日 2007-06



タイトルを見た瞬間! 2007-09-02
ありえねぇ・・・というのが日本の「ホワイトカラー」の実感では?ただ労働生産性が低いと思われがちな日本のホワイトカラー、著者の立論にそって読んでいくと、意外と「そうでもない」。著者が指摘するサービス残業の問題は(少なくとも)大手企業では相当意識が高まり、改善が進んでいると思います。「失われた10年」の頃に比べたら、ですが。そういう意味では相変わらず過酷な環境におかれているのは40歳前後で管理職に昇格したばかりの「バブル期入社組」かな!?残業代は出ないし下がいないから仕事はキツいし・・と。この辺の現代の労使問題を語る上でのタイムリーなテーマが本書ではわかりやすく解説されています。


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iPhone 衝撃のビジネスモデルiPhone 衝撃のビジネスモデル
岡嶋 裕史
光文社 刊
発売日 2007-05-17



iPhoneは携帯電話のビジネスモデルを変えられるのか? 2007-08-15
著者の主張するところは,情報は金銭的価値を持つべきである,様々なサービスに対してその窓口は少ない方がよい,iPhoneは携帯電話なので課金がしやすい,ソフトウェアでいろんな事ができるのでサービスの窓口として都合がよい,だからiPhoneを使うといろいろと新しいサービスが実現できるのではないか,というところです.



ですが,本当にそうなのでしょうか.携帯電話のビジネスモデルに乗っかっているからそうなるのであって,HDDを持ちiTuneでPCから音楽を転送できるのだとすると誰もわざわざパケット代を払って,音楽のダウンロードなどはしないでしょう.画像による検索の話やカーナビの代わりといったサービスが挙げられていますが,画像による検索は端末側というよりもむしろ検索エンジン側の技術革新が必要で,カーナビの代わりは今の携帯電話でも出来ています.iPhoneならではという話がもう少し欲しかったところです.



iPhoneは何となく欲しいと思っていましたが,本書を読んでその気持ちが強くなったというほどではありませんでした.




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ネット広告がテレビCMを超える日 (マイコミ新書)ネット広告がテレビCMを超える日 (マイコミ新書)
山崎 秀夫 /兼元 謙任
毎日コミュニケーションズ 刊
発売日 2007-06-30



オモシロカッター!! 2007-07-02
 それほど期待しないで読んだ(ゴメンなさい)んだけど、非常に面白かった。ネット広告市場がテレビCM市場を超える日をばらしてしまえば、2018年(前倒しの可能性あり)。まあいつそうなるかはそう重要じゃなく、その予測の根拠が重要なんだけど、地デジでローカル局の経営が圧迫され、持ち株会社の解禁や著作権法の改正などを通じて、業界再編が進む、という読みが根底にある。それとは別に、視聴形態の多様化や、技術革新などといった大きなうねりもある。こうした根拠に各種予測を組み合わせ、テレビ広告市場は2011年ごろまでに1割ほど減少するとして、一方でネット広告市場は年率で10%成長を続ける。そうすれば2018年ごろにネット広告がテレビ広告を抜くというわけだ。

 ネット広告誕生後の約20年でテレビ広告を抜くわけで、かってテレビ広告が新聞広告を抜いたケースとよく似ているのだそうだ。

 さて何が面白かったかと言うと、あちらこちらではっきりと断言しているところ。記者出身者の本は、両論併記したり、あいまいな表現を取るとこがあるんだけど、この本はかなりの根拠を持って、ズバリと予測しているので、読んでいて気持ちがいい。

 わたし自身は、持ち株会社が解禁になるのか、著作権法が改正されるのかは、よく分からない。よくわからないんだけど、この本のいうように、広告の概念の中に販促費や顧客管理費なども含まれるようになり、広告市場が大きくなっていくのだと思う。広く告げるのではなく、狭く告げる「狭告」のようなものが増えていくのだろう。いわゆるロングテールの概念だ。そしてそのロングテール部分、「狭告」部分はネットの得意とするところだ。とはいってもテレビ局でも「狭告」市場に打って出ることは十分可能。ネット企業がテレビ局を飲み込むとかいう話ではない。念のため。



それにしてもマイコミ新書って、おもしろい本をいろいろ出すものだと感心。


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