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決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44) (朝日新書 44)決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44) (朝日新書 44)
國貞 克則
朝日新聞社 刊
発売日 2007-05-11
オススメ度:★★★★★



「まさに、ストライクゾーン!!」 2007-10-15
会計を理解したい・・・そう考えているビジネスマンは多い、

しかし、簿記から勉強する・・・そんな気には到底なれないと感じている人

が殆どではないだろうか?

財務分析指標を数式に当てはめて数字を算出してみても、企業の全体像が

「ぼんやり」把握できるだけ、何かしっくりこない、腑に落ちない、もちろん

雑談のトピックが会計に及べば出番なし。

何かが足りない、繋がらない・・・・仕訳作業・伝票起票・試算表作成と

財務指標分析の間に「空白がある」・・・・。

そう、P/L、B/S、C/Fが互いにどう影響を受け合うか・・・が「肝」、

それを基本的な企業活動流れに乗せて解説してあるから「空白がだんだん埋められる」

、そんな感覚が得られる。

多くのビジネスマンは空白を埋めるべく、色んな会計本を読んでいる、結果として

ある程度の会計の知識は持ち合わせているはず。

であればこの一冊でまさに「道は拓ける」、五つの新基準についてもアウト

ラインだけではなく「どの部分にどのように表現されているか」が書かれて

いるので実務者並の深い理解に及ぶと思う。

会計に対してもがき苦しんだ思いを整理し体系付けて提供してくれた著者に感謝。

間違いなく会計本のロングセラーになる一冊だと思う。


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サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 [宝島社新書] (宝島社新書 254)サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 [宝島社新書] (宝島社新書 254)
春山 昇華
宝島社 刊
発売日 2007-11-09
オススメ度:★★★★★



略奪的貸付の構造がよくわかる 2007-11-25
「サブプライムの破綻」に対し欧州中央銀行が無制限の融資をしたことは知っていましたが、一部の低所得者のローンの問題と思っていました。しかしかつて日本のバブルの再現が世界的規模で起きているその一端でしかないことがよくわかりました。金融の証券化という一種の錬金術の仕組み=略奪的貸付の構造も判りやすく解説しています。

そういった現状の解析とともに、今後の予測についても、説得力のある説明がなされています。今更ながら自分の無知を思い知りました。


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大前研一通信 特別保存版 マネーハザード金言集大前研一通信 特別保存版 マネーハザード金言集
大前 研一
ビジネス・ブレークスルー出版 刊
発売日 2007-11-12
オススメ度:★★★★



お金に対する危機感が持てた 2007-11-13
120ページくらいの薄い本だが、その内容は単なる「記事集」ではなく、

日本人がいかに資産形成に疎く、投資運用を始めないことが損なこと

なのかがよくわかった。



中身も堅苦しくなく、1時間程度で読み終えられた。



合本のもう一冊は父親に渡してみようと思う。


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レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書 ほ 2-1)レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書 ほ 2-1)
本田 直之
幻冬舎 刊
発売日 2007-05
オススメ度:★★★★



結果を出すために、有限な時間をどのように投資するか? 2007-11-19
この本を読むと、自分の時間がいかに有限で、大切なものなのかに気がつけると思う。

その大切な時間を、どのようにマネージし、さらに言うと「投資する」という積極的な姿勢でかかわるかを、この本は考えさせてもくれる。

特に自分のように、ついつい気合で自分の手を動かして問題解決しちゃおう、残業しても終わればいいじゃんと思うタイプには、とても有益な本だった。

確かに時間は限られている。やりたい事はいつも沢山ある。プライベートだって、大事だ。そういったある意味簡単ではない条件の中で、どうやって結果を出すか?結果を出すためのアプローチをするか?がこの本の肝だと思った。

ビジネスにかかわる人だったら、読んで見て損はないです。


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高学歴ワーキングプア  「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)
水月 昭道
光文社 刊
発売日 2007-10-16
オススメ度:★★★★



最高学府だってビジネスなんです 2007-11-25
大学で過ごしたことのある人には伝え聞いたり自ら見聞したりして知られていたことだが、書籍という形で公開されるのはやはりインパクトがある。社会にはこのような罠が多数しかけてある。本書は主に大学院について書かれているが、学部への進学についてもその意義を再検討してみる必要があると思う。



アカデミズムの人間でありながらこのような内部告発ともいえる本を出せたのは勇気のあることだが、著者の出身大学や経歴から正規の大学教員にはなれまい、という判断と諦観があったから可能だったのだと思う。



木を見て森を見ずともいうが、何気ない一言が全体を知るための重要なキーワードである場合もある。この問題は政策の結果であり陰謀であり利権であり金儲けである、という本書の指摘は正しい。しかし、企業で働くことを「歯車的」と表現し、そのような場所では社会貢献したいという願望を実現することは不可能、と言い切ってしまうあたり(p185)に院生にありがちな鼻持ちのならない視野の狭さが感じられ、これが問題の解決を更に困難にしているのではないだろうか。


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