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帝王学―「貞観政要」の読み方 (日経ビジネス人文庫)
山本 七平 日本経済新聞社 刊 発売日 2001-03 オススメ度:★★★★★ 部下を持つ立場の人には極めて重要な視点 2007-11-01 「貞観政要」、リーダーシップを考える上で、極めて重要な視点を与えて くれる良書と思います。ただし原文は大変なので、この山本七平さんの ものを読むわけですが、これでも十分その内容は理解できます。 「守文」つまり一度できてしまったものを維持することの難しさを説き、 その一つとして、自らの行動を自省するため、側近に魏徴と王珪という2人の (しかも敵側についていた)有能な部下をつけ、つねに自分のすることに 直言させていたという。 太宗も所々カッとなるのだが、きちんとそれに耳を傾け、自分の行動を修正 していく。まさに上に立つ者として理想的な振る舞いですね。 企業で研修を行う中でも、この視点に立ったセッションを実施しており、 これだけできた部下を持てなくても、まずは自分で自分の行動を「自省」し、 軌道修正できるような働きかけをしています。 さらに詳しい情報はコチラ≫ PR
仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
内田 和成 東洋経済新報社 刊 発売日 2006-03-31 オススメ度:★★★★ 戦略的、分析的に! 2007-09-23 タイトルに惹かれ購入したが、大変眼から鱗の発想。 物事に対する知的分析に新たな視点を開かせてくれた。 友人にも薦めたい思考法。 さらに詳しい情報はコチラ≫
V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)
三枝 匡 日本経済新聞社 刊 発売日 2006-04 オススメ度:★★★★★ 我々につきつけられるものは 2007-10-19 企業で人材育成に携わっていますが、研修中にミドル層から発せされる 不平不満のほとんどが、この本の症状にあてはまっていて、非常に考え させられながら読みました。 内容は実際にあった話を元にフィクションにしたとのことで、物語で ありながら、圧倒的な説得力を持って訴えかけてきます。 本書を通じて、我々につきつけられるものは何か、研修での教材にして、 受講生と考え始めています。一様に考えさせることが多いよう。 表紙が単行本から大きく変わって、濃くなり(!)非常に手に取りにくく なっているのはご愛嬌ですか?表紙だけでかなり人を選びますよね(笑) さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]たけしのコマネチ大学数学科
本田宗一郎夢を力に―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)
本田 宗一郎 日本経済新聞社 刊 発売日 2001-07 オススメ度:★★★★★ 本田は「私の履歴書」でこう述べている。「私がやった仕事で本当に成功したものは、全体のわずか1%にすぎないということも言っておきたい。99%は失敗の連続であった。そしてその実を結んだ1%の成功が現在の私である」 自動車修理工から身を起こし、一代で巨大自動車メーカーを築き上げ、「HONDA」ブランドを世界にとどろかせた希有の成功が1%でしかないならば、残りの99%はなんなのか。本田の言葉をたどると、失敗した99%にこそ、たぐい稀な人間ドラマが見つけられる。 本書は本田が56歳のときに連載した「私の履歴書」と、1962〜1991年の足取りをまとめた編著者による「履歴書その後」、さらに「本田宗一郎語録」の3部構成で描きだしている。外国から体中に部品を巻き付けて強引に飛行機に乗り込んだり、四輪自動車への進出を規制する官僚にたて突いたりといった破天荒なエピソードに満ちあふれている。モノづくりへの情熱や創意工夫、物まねを嫌い独創に賭ける精神、ヒューマニズム、そして天才技術者としての側面など、本田の原点もここに感じ取れる。また、強烈な成功体験をもつ創業者の世代交代問題などのテーマも取り上げられている。スーパーカブやN360などの開発経緯は、ホンダのマシン愛好家にとって見逃せないところだ。この本田の壮大な生涯は、不景気に萎縮するビジネスマインドへの大きな刺激となるだろう。(棚上 勉) 常に前へ 2007-08-28 機械の動くのを見てさえいれば、しごくごきげんな少年が、夢を持つ続けて前に進んでいく物語である。その過程で、「長い目で見れば人生にムダがない」(25頁)、「大きく飛躍するためには根本から基礎をやり直すべきだ」(48頁)、「性格の違った人とお付き合いできないようでは社会人としても値打ちが少ない人間ではないか」(67頁)といったことを学んでいく。本田宗一郎の素晴らしいところは、その独創性のみならず、自分の至らない点と引き際をよく知っていたことだろう。経営は藤澤武夫氏にまかせ、部下からバトンタッチを進言されたときには、「良く言ってくれた」と言い、ハンカチで涙をぬぐった」(151頁)。本田宗一郎という人間の生き様を教えてくる本である。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]アイポッド・使い方
フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか
玄田 有史 /ダニエル ピンク ダイヤモンド社 刊 発売日 2002-04 オススメ度:★★★★ アメリカの労働人口の4人に1人が、本書で言う「フリーエージェント」という働き方を選んでいるという。フリーエージェントとは、「インターネットを使って、自宅でひとりで働き、組織の庇護を受けることなく自分の知恵だけを頼りに、独立していると同時に社会とつながっているビジネスを築き上げた」人々を指す。フリーエージェントたちが、そういった働き方を選んだ理由、そしてその生活と仕事の実態が詳細に描かれている。著者が1年かけて全米を旅し、大勢のフリーエージェントたちに直接会って調査しているため、机上で練られただけの社会論にはない説得力がある。 本書の著者は、米上院議員の経済政策担当補佐官、労働長官の補佐官、副大統領の首席スピーチライターを務めたのち、フリーエージェントになった経験の持ち主。フリーエージェントの実態調査をといったミクロな視点と、フリーエージェントが社会に与えるインパクトといったマクロな視点からの議論がほどよくミックスされ、社会の大きな潮流をとらえた論述となっている。 「いまの仕事が永続するなどと言える人はどこにもいない。誰もが『臨時』労働者なのだ」というとおり、現代の環境においては、企業に人生すべてを賭けることは難しい。しかし、日々問題にぶつかりながらも、自分らしい働き方を模索しているフリーエージェントたちの「証言」は、本書を生き生きと彩っている。また、成功しているフリーエージェントだけではなく、万年臨時社員として不当に搾取されている層についての論述も詳しい。 日本では、社会のフリーエージェント化に関しては、アメリカに大きく遅れをとっている。しかし、正社員にならない働き方に対する関心は高まりを見せており、一部の業界では、すでにフリーエージェント社会になっている。本書の第5部で描かれているような未来の社会が実現するのも、そう遠い話ではないのかもしれない。(朝倉真弓) ”石がなくなったから石器時代が終わったのではない” 2007-03-01 最大の驚きは、米国社会でのフリーエージェントの推定数でした。「雇われない生き方」は米国では予兆ではなく既に現実になっているのです。 次に頭に浮かんだのが、タイトルにあげたコメントです。オイルショックの時代のアラブの大臣のコメントを知人に教えてくれました。このあとに「石油がなくなるからといって石油時代が終わることはない」と続きます。 何かが100%完全に切り替わるのではない変化。 フリーエージェント社会が到来しても、正社員やパートタイマーが消えてなくなるわけではないでしょう。 私の周囲にも「フリーランス」等の呼称で仕事をしている方がいますが、冷静に知人にしめる割合を考えてみるとまだ10%程度でしょうか。その方々も、何かしら組織との取引で仕事をしていると思われるので、組織側をささえる雇用−被雇用の社会構造の基盤ががらりと変わっているわけではありません。しかし、もう少しフリーエージェントの数が増えていく余地はあるのも確かです。 では、どこまで変化するのか。変化の兆しに気がついたときに、その変化がどこまで既存の構造を変えるのか。面白いテーマです。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]無料レポートランキング |
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