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カラマーゾフの兄弟2
ドストエフスキー 光文社 刊 発売日 2006-11-09 興味がわく本 2007-02-05 有名な大審問官の章が入っている巻。 確かに難解で理解できた部分はほとんど無いと思う。具現化された神がいたらカトリックの制度は維持できなくなるんだ。イワンが子供に限定して話したのは残酷さを増すためだとか。 でも理解できる最善は尽くされている。 違和感のない訳、しおりへ記述された登場人物、そして最後の読書ガイド。 背景知識が無いと理解できない部分を補うヒントが詰まっている。 個人的に第三巻が出版されるまでにゲーテのファウストを読もうと思った。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]ヤフー PR
幻夜
東野 圭吾 集英社 刊 発売日 2007-03 繰り返し…… 2007-06-19 東野圭吾の本は実に読みやすい。あれよあれよというまに話が勝手に展開していくから。 本書も一気に読みとおせた。読者を飽きさせずにこれだけのページを引っ張るのはスゴイと思う。 でも…「白夜行」の二番煎じというか、やはり前作がよかったからこの作品は続編だと思いたくないなぁ。 前作は、行間から滲み出てくる切なさとか白夜の中での二人の絆の強さとか、色々と想像をかきたてられる伏線がいっぱいあってもう完璧だったのに、わざわざ繋がりを持たせた続編をつくらなくても…完結編が出たらまた評価は変わるかもしれないけど。 今作のファムファタルというべき美冬。はっきりいって周りの男は簡単に振り回されすぎではないだろうか。美人で頭がいいのかもしれないけど、本書では傲慢さが所々かいま見えてウンザリしたし、ここまでする?と思う位残酷。なのにストーリーはうまく行きすぎる位美冬に都合よく進んでいくし、謎が解けていく過程もテンポが良すぎて緊迫感の欠けらもない。ご都合主義な感じが全面に出てしまっていた気がする。 本作は、完全に独立した作品として「白夜行」とは別物として読む事もできるけど、白夜行が好きな人以外は特に読むほどじゃないと思う…単に傲慢で残酷な悪女に振り回される男の話だから。 とはいいつつも、完結編が読みたい気持ちは止められない。笑。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]鬼ブログ塾
現代の貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護 (ちくま新書 (659))
岩田 正美 筑摩書房 刊 発売日 2007-05 流行の「格差論」とは一線を画して。 2007-05-20 タイトルに「貧困」とあえて書く理由(流行の「格差」と書けば売れ行きも違うだろうに)。 本書は、「貧困」について書かれています。貧困は社会が対処してゆかねばならない問題であるとして、その現状を明らかにしようとしています。 格差論の中では、所得の開きが大きくなることを「それが実力主義の中では当然である」として、まとめて扱ってしまう議論が多々見られます。しかしそういう見方では、「社会の中で生活保護などで生活を保障していかねばならない層」の姿が見えなくなってしまいます。まさにその点こそ、筆者がスポットライトを当てる対象です。 このように、本書は他の類書とは明らかに違っています。格差論などに興味を持っている皆さんにはぜひ一読をお勧めいたします。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]電脳卸
手紙
東野 圭吾 文藝春秋 刊 発売日 2006-10 凄まじい人間物語 2007-06-18 強盗殺人を犯してしまった兄を持つゆえに、苦しみ続ける弟を中心に描かれた人間物語。非常に、重いテーマであるが、静かな文体により、重苦しさを感じない。むしろ、その静けさゆえにストーリーが現実味を帯び、こちらにストーリーが否応なく、ひしひしと伝わって来る。 彼ら兄弟が最終的にたどり着いた選択肢は、過酷とも思われるものだが、最後の場面で私は、救われたような気がした。 どんなに苦しくても、決して逃げない弟の生き様にも反省させられるところ大であったが、兄の最後の手紙、刑務所での姿にも教えられるところがあった。 それにしても、凄まじい作品であり、作家である。 さらに詳しい情報はコチラ≫
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大庭 史榔 三笠書房 刊 発売日 2007-01 ベッドでは出来ない。 2007-06-15 しばらく寝る位置をずらしてやってたのですが、気持ちいいです。 ただ、起きてすぐやるというのが難しく、ベッドでは無理ですorz お布団で寝ている方ならいいんでしょうね〜。 残念です。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]楽天 |
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