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手紙
東野 圭吾 文藝春秋 刊 発売日 2006-10 凄まじい人間物語 2007-06-18 強盗殺人を犯してしまった兄を持つゆえに、苦しみ続ける弟を中心に描かれた人間物語。非常に、重いテーマであるが、静かな文体により、重苦しさを感じない。むしろ、その静けさゆえにストーリーが現実味を帯び、こちらにストーリーが否応なく、ひしひしと伝わって来る。 彼ら兄弟が最終的にたどり着いた選択肢は、過酷とも思われるものだが、最後の場面で私は、救われたような気がした。 どんなに苦しくても、決して逃げない弟の生き様にも反省させられるところ大であったが、兄の最後の手紙、刑務所での姿にも教えられるところがあった。 それにしても、凄まじい作品であり、作家である。 さらに詳しい情報はコチラ≫ PR
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