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人を動かす 新装版人を動かす 新装版
デール カーネギー /Dale Carnegie /山口 博
創元社 刊
発売日 1999-10
オススメ度:★★★★★


あらゆる自己啓発本の原点とも言うべき本書は、1937年に初版が発行されると瞬く間にベストセラーとなり、累計で1,500万部を売り上げた。『How to Win Friends and Influence People』は初版の発売当時と同じように今日でも十分通用する内容となっているが、その理由は、著者のデール・カーネギーが決して変わり得ない人間の本質を理解していたからに他ならない。著者の信ずるところによれば、経済的成功の15パーセントは専門的知識から生み出されるが、残りの85パーセントは「考えを表現する能力、リーダーシップをとる能力、そして人々の熱意を引き出す能力」によるものとなる。人と接する際の基本的な原則を基に、自分が重要視され、評価されていると相手に感じさせるようなスキルを教示する。また、操られていると相手に感じさせないようにしながらつき合う基本的な手法にも重点を置いている。カーネギーは、誰かに自分が望むことをさせるには、状況を一度自分以外の視点に立って観察し、「他人の中に強い欲望を喚起させる」ことで可能になると述べる。更に本書を通じて、相手に好かれる方法、自分の考え方に相手を引き込む方法、相手の感情を害することなく、あるいは恨みを買うことなくその人の考え方を変える方法を学ぶことができる。例えば、「他人にその考えが自分のものだと感じさせる」方法、そして「まず自分の失敗について語ってから他人を批判する」方法などである。また、歴史上の人物、産業界のリーダー、そして市井の人々の逸話を交えながら、著者の論点が分かりやすく解説されている。(Joan Price, Amazon.com)

うーん 2008-04-14
ほかの方も書かれていましたが、原題はHow to win friends and influence peopleで、中身を読んでなおさら日本語訳のタイトルとはだいぶ違うなあと感じました。私的には、くだいていえば「人間関係をより円滑にするには」ってところかなと思いました。今思えば読んでいる私を見る視線がちょっと痛かったですが・・。



この本やこの本を愛する人たちを否定する気はまったくないのですが、これに書かれていることが全てできたら人間的につまらない人になるなあ・・・とふと思ってしまいました。あくまで私の好みの問題ですが。でもやはりバシッと的を射ている本だと思います。巻末(別冊かな?)の結婚についてに関しても、非常に参考になります。




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日本進化論―二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書 い 3-1)日本進化論―二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書 い 3-1)
出井 伸之
幻冬舎 刊
発売日 2007-07
オススメ度:★★★★



出井伸之の歴史的評価とは? 2007-11-20
 ソニーの出井という方の歴史的評価は未だ定まらないと思っている。



 彼がCEOであった期間の前半部分のソニーの躍進は今でも光輝いている。次々と打ち出す経営の新機軸には 日本全体が息を呑んだ時期が確かにあった。これは今でも忘れられない。



 一方 後半期のソニーの失速において 出井が見せた混迷度にも 相当なものがあった。コミットメントの達成が不可能であったらどうするか という質問に関して「経営はそんなチルディッシュなものではない」と返事していた姿には正直首をかしげた記憶がある。





 但し 繰り返すが 出井という ある意味日本人離れした経営者の評価はこれからだと思っている。





 そういう気になる方の著書だが 残念ながら 余り買えないと感じた。



 時代を読む部分に関しては 1990年代後半のソニーを思わせるものがある。但し依然として 米国式経営への賛美が強すぎるきらいがある。これは出井自身が 米国式経営をかつて推進してきたことを考えると「軸がぶれない」という言い方も出来よう。但し 現段階で米国式経営を手放しに肯定する姿には 違和感を覚えるのも確かだ。



 それと WEBに関して WEB2.0への言及が 2007年7月に出された本にして 全く出てこないのもいかがなものかと思う。



 これは 僕がWEB2.0を礼賛しているということではない。この時代で社会を語るにおいて とりあえず ソニーの元CEOである方であるなら とりあえずWEB2.0に関して 肯定なり否定なり 何かコメントされているべきではないかという事だ。

 その点で 若干時代性を欠いている気もした。勿論 出井としては 目先の現象にはとらわれず 2020年を骨太に描き出したという事なのかもしれないが。


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議論のルールブック (新潮新書)議論のルールブック (新潮新書)
岩田 宗之
新潮社 刊
発売日 2007-10
オススメ度:★★★★



タイトルと内容が合っていない 2007-11-09
この本は、機内で読むための本として、空港の書店でタイトル買いしました。



議論を進めていく上で、その目的に応じて意見を述べるほうはどのような点を注意するのか、進行役はどう進めればいいのかなど。

そういった、議論を進めていく上でのルールを期待していました。



残念ながら、そういった議論の方法が書かれているのではなく、「炎上」を誘発するような書き込みに対しての対処方法が述べられています。(本の紹介にあるとおりです)

このような意味では、良書であるといえるのですが、僕の期待していたものではなかったので、星3つです。



また、本書の中で「xxを受け入れない人は、議論に参加してはいけません」をいう意味の記述がいくつか見られました。

確かに、基本的な事を理解していないような人は、議論に参加すべきではないと思いますが、「いけません」と切り捨てるのではなく、もう少し、踏み込んで書いてほしかった。

他の箇所が良かっただけに残念です。


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死因不明社会 (ブルーバックス 1578)死因不明社会 (ブルーバックス 1578)
海堂 尊
講談社 刊
発売日 2007-11-21
オススメ度:★★★★★



医療問題を扱うみごとな手際。 2007-11-25
即買い!に走って、買い損なし!!

チーム・バチスタはこのために書かれたというので2度ビックリ。

ビックリの理由その1。死因の検索をきちんと行なうAI(MRIやCT検査などの画像診断と解剖を併用して死亡時の病態や死因を明確にすること)の重要性を訴えたくて書いた小説が、あれほどの広がりをもってさまざまなことを考えさせる作品になったという、著者の力量。

ビックリの理由その2。著者の本来の専門を通してAIの必要性を訴える科学的読み物として、大変わかりやすいうえ、その科学的・社会的・法的問題性を理論的にきちんと展開していること。

AIを通して、現代社会の問題の一断面をみごとに切り出しています。細部に異論はないではありません。AIを国民全員に施行し、国が費用を出すべきだという主張は、目下の段階では保険適用から始めたらどうかな、と思いますし、また率直に言えば、死因の究明の重要性は認めますが、やはり医学研究のために必要だという点が著者の主張のもっとも根底的な理由なのではないかという気もします。

しかし、そうした点も含めて、問題提起と論の展開と主張とがきちんと書き分けられており、とても勉強になります。ゆえに文句なしの五つ星。



蛇足ながら、現場で何かっていうとMRIやCTにかけられている患者としてすご〜く素朴に疑問なのは、生体に使えるもんなら死体にだって使えるはずで、これを使って死因をきちんと解明し説明しようとしてこなかったお医者さんたちは、何を考えていたんでしょうか…


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頭脳勝負―将棋の世界 (ちくま新書 688)頭脳勝負―将棋の世界 (ちくま新書 688)
渡辺 明
筑摩書房 刊
発売日 2007-11
オススメ度:★★★★



将棋内容のウエイトが難しい。 2007-11-23
内容を見渡すと渡辺明の将棋界全体や、将棋棋士というものを一人でも

多くの人に知ってもらいたいという思いが伝わってくる。

内容の配分は難しいのだが、将棋知識皆無の人には、ちょっと荷が重いが

級位者クラスであれば十分理解できるであろうと思われる。



以前は、ちょっと生意気と思われる言動も少し目に付いたが 今や将棋界にとっては、

なくてはならないほど貢献度大の著者である。名人戦主催の問題の際は

確固とした意見をもっていて、ブログのアクセス数が

1日平均15000という数をみてもファンの関心、交流が伺える。



内容をみて棋士渡辺明が明らかに成長しているのがよくわかります。

高校進学の際のエピソードや、竜王戦で初めてタイトル挑戦、奪取した際

第7局前に研究した手を研究会であえて温存した手をタイトル戦にぶつけた

エピソードや升田将棋の見せられて研究しているとか知らないエピソードが

多々知ることができる。



また本題の頭脳勝負は、渡辺流の細かい描写で語られていますが、特に

佐藤康光棋聖の初挑戦を受けたシリーズについてはこまかく解説されています。

あの中で神様が渡辺に竜王を守らせてくれたという△79角は、秒読みぎりぎりの

なかでひらめいた、その変化がすべて後手勝ちになっているのは、運も

味方しているものだという。



棋書の中で渡辺明が羽生世代以外で名前をあげる。阿久津主税、橋本崇載、山崎隆之、それと豊島将、糸谷哲郎は今後要注目である。

あと著者のブログの中によく出てくる 佐藤天彦、戸部誠、村山慈明も同様要注目です。


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