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日本進化論―二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書 い 3-1)
出井 伸之 幻冬舎 刊 発売日 2007-07 オススメ度:★★★★ 出井伸之の歴史的評価とは? 2007-11-20 ソニーの出井という方の歴史的評価は未だ定まらないと思っている。 彼がCEOであった期間の前半部分のソニーの躍進は今でも光輝いている。次々と打ち出す経営の新機軸には 日本全体が息を呑んだ時期が確かにあった。これは今でも忘れられない。 一方 後半期のソニーの失速において 出井が見せた混迷度にも 相当なものがあった。コミットメントの達成が不可能であったらどうするか という質問に関して「経営はそんなチルディッシュなものではない」と返事していた姿には正直首をかしげた記憶がある。 但し 繰り返すが 出井という ある意味日本人離れした経営者の評価はこれからだと思っている。 そういう気になる方の著書だが 残念ながら 余り買えないと感じた。 時代を読む部分に関しては 1990年代後半のソニーを思わせるものがある。但し依然として 米国式経営への賛美が強すぎるきらいがある。これは出井自身が 米国式経営をかつて推進してきたことを考えると「軸がぶれない」という言い方も出来よう。但し 現段階で米国式経営を手放しに肯定する姿には 違和感を覚えるのも確かだ。 それと WEBに関して WEB2.0への言及が 2007年7月に出された本にして 全く出てこないのもいかがなものかと思う。 これは 僕がWEB2.0を礼賛しているということではない。この時代で社会を語るにおいて とりあえず ソニーの元CEOである方であるなら とりあえずWEB2.0に関して 肯定なり否定なり 何かコメントされているべきではないかという事だ。 その点で 若干時代性を欠いている気もした。勿論 出井としては 目先の現象にはとらわれず 2020年を骨太に描き出したという事なのかもしれないが。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]キーワードアドバイスツール PR |
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