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米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)
米原 万里 集英社 刊 発売日 2007-08 非常に学ぶところの多い作品 2007-09-28 この人の文章は読ませます。今回も一気に読んでしまいました。この本の中にも出てきますが、同時通訳として活躍した作者の経歴がそうさせるのかもしれませんが、当意即妙な言葉の選び方が、文章を生き生きとさせています。ユーモアまじりの語り口が、それに輪をかけているようです。 内容は、男女の性について書かれた「愛の法則」と、「国際化」という言葉を通しての日本人の考え方について、そして、同時通訳の経験を通しての通訳という仕事と言葉の問題についてです。 面白かったのは、男性と女性についての「サンプル論」です。確かに、そんなことも言えるのかなと思いながらも、半信半疑になってしまいました。でも、この論に従えば、納得の行くことが多いんですよね。 同時通訳については、私も実際にお世話になったことがあるので、非常にご苦労が良く解りました。 この中で、チェコでのロシア人学校での国語の教育の仕方については、なるほど良く出来ているなと思いました。日本での国語の授業もこれを取り入れれば、もっと理解力のある子供たちが増えるだろうなと思いました。 その他にも、参考になることが一杯散りばめられていて、非常に学ぶところの多い作品でした。 さらに詳しい情報はコチラ≫ PR |
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