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結局「仕組み」を作った人が勝っている (Kobunsha Paperbacks Business 7)結局「仕組み」を作った人が勝っている (Kobunsha Paperbacks Business 7)
荒濱 一 /高橋 学
光文社 刊
発売日 2007-07



コンセプトがわかりやすい、週末企業家志望者の為の本 2007-11-05
サイドビジネス、いわゆる「週末起業」に興味のある人にピッタリの本です。

スモールビジネスに成功した6つの事例とノウハウについて、起業家へのインタビューを中心にわかりやすく丁寧に書かれています。プロのライターが書いた本なので構成がわかりやすくポイントを押さえてあり、テンポよく読み進めることができます。

最初の事例、インターネットビジネスの成功例で、「要は、勝てる市場を探せばいいんです」

とありますが、これなどはビジネス書には必ず書いてあることですよね。

でも実際にやってみた人の体験談となると、リアリティが全く違います。

どうやって彼らは自動的な収入への道を築いたのか、そのプロセスをたった1000円ほどで知ることができる、これほどお買い得な本も珍しいでしょう。

「金持ち父さん」などのシリーズが好きな人は間違いなく買いだと思います。




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部下は育てるな!  取り替えろ! !   Try Not to Develop Your Staff (光文社ペーパーバックス)部下は育てるな! 取り替えろ! ! Try Not to Develop Your Staff (光文社ペーパーバックス)
長野 慶太
光文社 刊
発売日 2007-09-22



教科書らしくないところが、教科書になる 2007-11-10
「教えることが義務だと思うな」「ロジカルな社員を大切に」「飲み会は業務の一環ではない」「褒めが具体的でないとなめられる」「簡単に頭を下げる部下はクビを覚悟したことがない」「学歴ではなく学力」「他人に自分を定義させてはならない」「夢をあきらめない人からだけ、革命が生まれる」といった点から、大いなるエネルギーを与えてもらえました。

どれもこれも、管理職の従来の教科書には書かれていないようなことであり、目からウロコとはこのことでした。

逆に、これこそ現実の場面で管理職が指針とすることができる情報の詰まった真の教科書ではないでしょうか。

本のタイトルはインパクトの強いものになっていますが、内容は管理職としてのスタンス、軸をどう持つべきかという、あるべき姿を追い求めようとしているものであり、まさに多くの経験から自分の考えで、言葉でアウトプットした、まさに学力で書かれた一冊であると言えます。


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シュガー社員が会社を溶かすシュガー社員が会社を溶かす
田北百樹子
ブックマン社 刊
発売日 2007-10-24



ただの事例集かと思ったら・・ 2007-11-10
ヤフートピックスで話題になったのでさっそく購入した。実は、2回読んでしまった。最初はただのダメ社員と会社のトラブル事例集?と思いながら読んでいたが、展開がおもしろかったので再度読んだら意外にも(?)深いものが読めてきた。。



ビジネス書にありがちな机上の空論はいっさいなく、自分本位で批判ばかりをくりかえすシュガー社員の特性を具体的行動と共に書き連ねている。ここだけ読めばあくまでも会社の目線にたった社会保険労務士のグチだろうと感じる輩もいるかもしれない。

しかし、著書は企業に対し強烈なメッセージを発している。



「シュガー社員は他の社員と同じ扱いをしてはいけない。」

「法令遵守と労務管理の見直しをしない会社の未来はない」



企業はシュガー社員という存在を認識した上で接しなければいけないのだ。

第一に中小企業には苦手な法令遵守である。

サービス残業などはもってのほかというわけだ。



権利ばかりを主張するシュガー社員にはとてもいいお話のはずだが

ネット上で「シュガー社員のどこが悪い、会社だって悪いじゃないか」

という書き込みを見ると、著者がこうゆう本を書きたくなるのも

まぁ理解できるだろう。














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Advanced/W-ZERO3[es]ガイドブック (アスキームック) (アスキームック)Advanced/W-ZERO3[es]ガイドブック (アスキームック) (アスキームック)
Arie kzou/ 神崎 宏則/ tantan/ 藤田実(みのたん)/ memn0ck/ mobachiki/ 山田 道夫
アスキー 刊
発売日 2007-10-01



全ページがカラーでみやすい 2007-10-18
買ったときの第1印象は「薄いかも・・・」と思ったが、A4という大きいサイズの誌面いっぱいにアドエスを活用する方法が詰め込まれている。全ページカラーで操作画面が順番で並んでいるのでわかりやすかった。また、机に開いておきやすいので、アドエスを片手にもって、フムフムと読みやすい。私は仕事でアドエスを使う、とはりきって買ったこともあり、パソコンのアウトルックとの連携が書かれた「ビジネスを強化するアドエス活用方法」は、Today画面に予定やらTODOを表示する方法があって衝撃的だった。アドエスを買ったのに、なんだか使いにくい、と思っている人は、本書に紹介されているフリーソフトを入れていくと解決することが多いはず。マニュアルを読みたくない面倒くさがりや、もっとカスタマイズしたい人にもおすすめです。


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ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)
W・チャン・キム /レネ・モボルニュ
ランダムハウス講談社 刊
発売日 2005-06-21



言うは易し、だけど現実は・・・ 2007-11-01
これまでの経営戦略論とはまったく異質で(優れた)新理論を提起し、その具体的なノウハウにまで言及した一冊、という著者の触れ込みは、前書きや目次だけをみると、そのとおりの本だと思わせます。特に、第1部の戦略概念と基本的なツール(アクションマトリクスや価値曲線など)は、経営戦略を考えるヒントとして有益な内容だと思います。

しかし、著者が胸を張る第2部以降の「具体的な手法」は、言うほど具体性はなく、しかもそれが「ブルーオーシャン戦略」に特有の手法なのかというと、そうでもないと感じられます。例えば、「PMSマップ」(p133)はBCGのPPM理論の応用といえると思いますし、第7〜8章のリーダーシップ、マネジメントについては、他の経営本にいくらでも書いてある内容です。

また、私が本書で最も気になった点は、著者が、ブルーオーシャン戦略を強調するあまり技術イノベーションの有益性を否定しているように感じられる点。著者が絶賛するシルクドソレイユやQBハウスなどのサービス業にはこの理論はぴったり当てはまるかもしれませんが、製造業にとっては技術革新は競争に勝つ(消費者に支持される)十分条件ではないかもしれませんが、少なくとも必要条件にはなるわけで…。巻末資料には自動車やコンピュータ産業の発展をブルーオーシャンの事例として分析していますが、確かにブルーオーシャンかもしれませんが、一方で、技術革新も必須のファクターだったと思いますけど(このあたりは伊丹敬之「経営戦略の論理」に詳しい)。

ブルーオーシャンばやりの世の中ですが、結局のところ、永遠にエクセレントカンパニーでいられる万能な経営戦略などないわけで、数ある経営戦略論のうちのひとつとして、使えそうな箇所だけを活用するのがよろしいかと思います。


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