新書だけの紹介をしています。 知識欲と最新情報を新書で調べませんか!
岩波 新書・中 公 新書・ちくま 新書・光文社 新書
朝日 新書・集英社 新書・ 文春 新書・新潮 新書
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉
山田 真哉 光文社 刊 発売日 2007-04-17 1時間で読めます!! 2007-06-09 前作同様非常に読みやすいです。 1時間くらいで読めるので、移動中のちょっとした時間も有効に使える内容です。 中身はクイズ形式を取り入れるなど良くわかりやすく、 題名同様、目次も「クイズ」のようなものなので、読む前に自分の答えを考えながら、 読み進めると、よりおもしろいです。 気になる点は前作のネタと少し被っているところもあり残念な所も。 ただし(下)も期待できる内容でした。 さらに詳しい情報はコチラ≫
ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学
島田 紳助 幻冬舎 刊 発売日 2007-05 いいですよ。 2007-06-13 構成○○となっているので、紳助さんが実際にペンを取って 書かれた本ではないと思います。 しかし、紳助節が炸裂していて、読みがいがあります。 テレビでの紳助さんが好きな方だったら 読んでみて楽しめると思います。 彼自身が飲食業をしているせいか、 はたまた、題名のせいか、 経営哲学と言っても飲食業に関する経営哲学です。 「顧客満足より従業員満足」という項目もあるくらい、 従業員の方には心を砕かれているようです。 また、本に登場する従業員の方が素敵。 心斎橋(だったかな?)にある ご本人が共同オーナーである 会員制バーの話も出てきますが、 コンセプトの作り方に感心しました。 私も行ってみたい! 最近の新書らしく? とびきり深い内容ではありませんが、 「へー」 「ほー」 「ふーん」 とうなづいたり、手帳にメモしたくなるような 本です。 一読をオススメします。 さらに詳しい情報はコチラ≫
とてつもない日本
麻生 太郎 新潮社 刊 発売日 2007-06-06 読みやすい 2007-06-13 全体的にそれほど内容が重い感じもなくとても読みやすかった(一方で内容がやや浅い感じは否めないが…)。 現在のマスメディアでは日本について自虐的な論調が多い中、本書では冒頭から他国から見た日本の優位性を強調していたため、気持ち良く読み進めることができた。 特に共感したのは高齢者に対する氏の主張。現在では65歳=高齢者という括りの中で高齢化について悲観的な意見が多いが、「年齢を重ねること=進化」ととらえる論調には大賛成。また、高齢化を逆手に取ったビジネスとして「お子様ランチ」ならぬ「シルバーランチ」を提案している等頷く点も多かった。 国内外政治や経済についてそれほど知識を持っていなくても難なく読み進めることができるため、高校生ぐらいから手にとって読んでみてはいかがだろうか。本書を通読すれば政治や外交に興味を抱くであろう。 さらに詳しい情報はコチラ≫
格差が遺伝する! ~子どもの下流化を防ぐには~
三浦 展 宝島社 刊 発売日 2007-05-19 主体的に考えるために 2007-06-04 「下流社会」の著者が「格差の遺伝」を語った本。親の収入や成績が子どもの学力に関係するか、収入に関係するかを分析している。 そして親が「料理が好きか」「土日に休みが多いか」など生活態度に、問いを拡張し調べている。 レヴィットが「ヤバい経済学」で主張したことを更に詰めた本とも言える。 また、「下流社会」にあったような高踏的な表現は影を潜め、「怠惰な奴はだめだ」ではなく「自分を含めどう努力すべきか」に視点は移っている。 社会学の本を読んだことがある方ならば、データの示す結果の予想はつくだろう。でも、あまり、一般に知られていないことだったりもする。 「親の生活態度」と「子どもの学力」の相関で、「子どもの学力が親の生活態度を規定する(変える)」とは考え難い。 従って比較的データが緻密で相関が認められるこの著作の、著者のデータによる主張「格差の遺伝」は論理的と言えるだろう。 ただ、分析を読んで悲観的になるのは早計だ。データの比率からは傾向があるだけでゼロじゃない。 頭の良さというのは成績というより「主体的に物事を考えられるか」であって、著者が調べている相関のあった事象は、 子どもが主体的に考える環境を提供している事柄と解釈できる。 著者の主張の、会話を増やすことは、親の考えをただ受け入れるのではなく、親を含めた世の中の他人の「多元的な考え方」を考える場なのだから。 著者の「遺伝」への対処策については「?」の点もなくはないが、誰1人として正解を言い切れる問いではないのだから、 その点への批判は幾分差し引いて読むべきだろう。 また、学力があれば即、収入が上がるのか? 収入が上がれば即、幸福なのか? と言う問いは容易に湧くが、 でも学力も収入もないよりあった方が良いのは誰もが認めることだったりもする。 著者の幸福の定義に疑問があったとしても、それは、この本のテーマを超えた部分だ。 様々な疑問の湧くこの本は結論やデーターを、ただ取り入れるためではなく、 子どもや社会を想って、どうしたらよいのかを、主体的に考えて読むことを必要としている本だろう。 そう読むのであれば良書だろう。 「下流社会」には、かなりの批判をしたが、今回「はじめに」を読んで、著者は極めて真摯だと感じた。 努力を闇雲に推奨するのではなく、努力が報われない社会を疑う姿勢には好感が持てる。 素直に他人に薦めたい本だと思う。 さらに詳しい情報はコチラ≫ |
最新新書検索
最近の売れ筋新書
最新記事
キーワードタグ検索
|