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手紙手紙
東野 圭吾
文藝春秋 刊
発売日 2006-10



凄まじい人間物語 2007-06-18
 強盗殺人を犯してしまった兄を持つゆえに、苦しみ続ける弟を中心に描かれた人間物語。非常に、重いテーマであるが、静かな文体により、重苦しさを感じない。むしろ、その静けさゆえにストーリーが現実味を帯び、こちらにストーリーが否応なく、ひしひしと伝わって来る。

 彼ら兄弟が最終的にたどり着いた選択肢は、過酷とも思われるものだが、最後の場面で私は、救われたような気がした。

 どんなに苦しくても、決して逃げない弟の生き様にも反省させられるところ大であったが、兄の最後の手紙、刑務所での姿にも教えられるところがあった。

 それにしても、凄まじい作品であり、作家である。


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大庭 史榔
三笠書房 刊
発売日 2007-01



ベッドでは出来ない。 2007-06-15
しばらく寝る位置をずらしてやってたのですが、気持ちいいです。

ただ、起きてすぐやるというのが難しく、ベッドでは無理ですorz

お布団で寝ている方ならいいんでしょうね〜。

残念です。


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メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学
松永 和紀
光文社 刊
発売日 2007-04-17



メディア・リテラシーを身につけるために 2007-06-19
科学っぽさをまぶしつつ単純化し、「納豆でヤセる!」「農薬は悪い!」と一見分かりやすいキャッチフレーズが視聴者・読者の頭に残る…しかしちょっと詳しいプロから見れば"トンデモ本"と変わらないお粗末な報道が幅をきかせている日本のマスメディア。

『あるある』や「マイナスイオン」など記憶にも新しい事例を挙げて、そんなニセ科学報道を見破り、メディア・リテラシーを身につけるための知恵を紹介してくれる、快著です



元新聞記者の著者は、そんな衝撃的だがレベルの低い報道が生み出されるモチベーションがあることも認めます。

『あるある』バッシングが今度はその悪辣さを「ねつ造」していたり、「三菱車でないと燃えてもニュースにならない」ない偏重報道など、私たち視聴者自身が眉につばをつけて報道に接していくしか、防ぐ手だてはないようです。

今もてはやされている「無添加」「スローライフ」「バイオ燃料」なども、客観的にはいいことづくめではなく、バランスを考えて選択していくべきとクールに教えてくれます。



多くの人がこのような素晴らしい本に触れて、一方的、そして誰かに都合のよいバイアスのかかった報道を疑う知恵を身につけたり、本当の複雑な科学の楽しさを発見するきっかけになればいいなあと思いました。

こういう問題に興味のない方にこそオススメしたい傑作です!



多くのレビュアーの方と同じく、私も安井至氏の『市民のための環境ガイド』のサイトで紹介されて本書を読みました。このサイトもいろいろな問題に斬り込んで、とても参考になります。


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「感性」のマーケティング 心と行動を読み解き、顧客をつかむ「感性」のマーケティング 心と行動を読み解き、顧客をつかむ
小阪 裕司
PHP研究所 刊
発売日 2006-11-18




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「ひきこもり国家」日本―なぜ日本はグローバル化の波に乗り遅れたのか (宝島社新書 238)「ひきこもり国家」日本―なぜ日本はグローバル化の波に乗り遅れたのか (宝島社新書 238)
高城 剛
宝島社 刊
発売日 2007-06



カクヘンに気づかされた 2007-06-12
目の前に大金が落ちていて、拾わない人はいないけど、

目の前にチャンスがあるのにそれに気がつかないで

見逃してしまう人は少なくない。



グローバリゼーションによって、目の前に広がる世界が

圧倒的に広くなり、チャンスはそこら中に落ちている。らしい。



チャンスは目の前にある。らしいので、

僕はそれに気づく目を養う必要があるようです。



読む価値ありです。


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